「急に介護サービスが必要になった!」「まだ大丈夫だけど今のうちにくわしくなっておきたい」そんな皆さまのために、知っておきたい介護の基本を詳しくご紹介します。
介護初心者の夫婦パパ夫・ママ子と一緒に勉強していきましょう。
さぁ、いよいよ最後のお勉強ですよ。
ところで、お父様のご様態はいかが?
命に別状とかはないんだけど、しばらく入院してるから、ちょっと足腰が弱っちゃってるみたいなんですよ。動けなくなると、寝たきりになっちゃうことも多いって言うし・・・心配ですね。
だったら、後々の話になるとは思うけど、要介護認定を受けて、「介護老人保健施設」に通うという選択肢があるわね。
「介護老人保健施設」って、介護の基本Cで出てきた、公共型の施設のこと?
そう!そして、ベテラン館も「介護老人保健施設」です!
「老健」、なんて略して呼ばれたりもするの。
"もっと詳しく"を読んでみて。→
「介護老人保健施設」とは、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアを始め、作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーション、また、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。ご利用者様ひとりひとりの状態や目標に合わせたケアサービスを、医師をはじめとする専門スタッフが行い、夜間でも安心できる体制を整えています。
介護老人保健施設をご利用いただけるのは、以下の条件を満たした方です。 | ||||
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介護保険法による被保険者で要介護認定を受けた方のうち、要介護度1〜5の方。 | + | 病状が安定していて入院治療の必要がない方。 | + | 入院治療の必要はないが、リハビリテーションは必要な方。 |
介護老人保健施設は、施設の形態により大まかに以下の3種類に分けることができます。
病院を退院後の、入居サービスと通所サービスの違いは以下の表のようになっているのよ。
訓練とかリハビリをして、自宅で問題なく暮らせるように回復するっていうのが前提なんだね。
本当ね。健康第一とは言うけれど、
やっぱり、元気に暮らして自宅で看取られるってのが理想よね 。
そうね、そういった意味でも、高齢化が急速に進んでいく中、 「老健」は、ますますその重要性が増してくると言えるわね。
さて、要介護認定や、要介護度などから始まって、介護施設やサービスの種類まで、介護の基本について一通り見てきたけど、どうだった?
初めて知ることが多かったな。介護のことって殆ど何も知らなかったんだって、改めて反省・・・。
でもだいぶ理解することが出来ましたよ。いざって時にあわてないように、今度、地域包括センターにも行ってみます。
介護っていうのは、誰にでも訪れる段階なの。今、話している私たちだっていつか介護される時が必ず来る。だから、親にしても配偶者にしても、いざその時が来たら出来るだけ後悔しないように、きちんと面倒をみてあげたいわよね。